しゅいその「140文字だけじゃ伝えられない思い」

しゅいそが作った動画作品や好きなものを紹介します

初音ミクオリジナル曲『もっと歌いたい』制作の裏側とか

私「最近うちのミクさんは全然歌ってくれないです」

ミ「じゃあ早く曲書いて」

私「はい」

オリジナル曲『もっと歌いたい』が生まれたのは、こんなやりとりがきっかけでした。
ミクさんが作り手に訴えかける「もっと歌いたい」というフレーズ、言葉とメロディーがパッと頭に浮かんですぐに出来上がりました。
対照的にサビ以外は何日もかけてすごく悩んだ記憶があります。

音楽

歌詞の内容としてはボカロPと二人三脚で楽曲を作り上げていくイメージですね。
ミクさんをイメージさせるワードが入ったりしてますが「VOCALOID初音ミク」と捉えられていた時代も昔のことなので、彼女以外に置き換えても違和感がない普遍的なメッセージソングとして作ったつもりです。

私がミクさんに出会ったのはニコニコ動画で彼女が歌うオリジナル曲の人気が出始めた頃でした。
特に『みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』や『恋スルVOC@LOID』が好きでしたが、当時はこれらのようにVOCALOIDをテーマとした曲が多かった印象があります。
(その後『メルト』の登場で状況が変わっていくわけですが、ここでは置いておきます)
そんな当時を懐かしみながら作っていたのですが、海外に広まるVOCALOID文化やよりリアルに近づくVOCALOIDの進化など・・・懐かしさだけではなく新しさも加えてみました。

アレンジのほうは聴き手に語りかけるような曲なので、ミドルテンポな優しいアレンジでしっかり聴かせることを意識しました。
普段は高速なテンポでギラギラした曲ばかり作ってる私ですが、私らしさは出せたかなと思ってます。

動画

動画技術もあまりない私に最近の動画みたいに凝ったのは作れませんが・・・

久々に気合入れて作った曲だったので動画も頑張ってみようと思いまして、MikuMikuDanceに初挑戦。
普段ダンスなんて全くしない私が振り付けを考えたり、自然な動きにするために調整したりと苦戦させられました。
ダンスよりも走るモーションのほうが意外と難しかったですね。

楽曲のバーチャルな世界観を表現するために二番でシーンを切り替えました。
全編ダンスだと、「ミクさんの曲に合わせて誰かが踊る」ことで現実の世界と地続きになってしまう感じがしてしまいまして・・・

誰に踊ってもらうかも悩みましたが、結局あぴミクちゃんに。
幼い印象のモデルですが、リアル過ぎないアニメ的な造詣なのでバーチャルな世界観には合うかもと思いました。

初音ミクV4Xとの出会い

私が以前書いた曲ではVOCALOID2初音ミクを使いました。しかし一曲書いたきりボカロへの興味も薄れ、長い月日が流れていきました。

その後なぜかは覚えてないですが、ふと遊んだミクさんのゲームがきっかけでまたボカロ曲を漁るようになります。
やがて自分も何か作りたくなってきた頃、絶妙なタイミングで初音ミクV4Xリリースのお知らせが。これがミクさんとの二度目の出会いでした。

VOCALOID2→VOCALOID4と一気にアップデートされ、別ソフトというくらい劇的に変わってました。
出来上がった曲をとりあえず歌わせてみようと再生ボタンを押すと・・・初めて自分の曲を歌ってもらったときとはまた別の衝撃を受けました。
VOCALOID2の頃よりはるかに歌が上手くなっていたのです。それもベタ打ちでも十分なくらいに。(もちろん、この曲では調声を加えていますが)

おまけ

動画説明文のURLからカラオケと、VOCALOID4用の歌唱ファイルも手に入ります。あとは・・・分かりますね?VOCALOIDの「もっと歌いたい」という願いをあなたが叶えてあげてください。

それと、せっかくなのでモーションデータも配布してみることにしました!初MMDなので拙い出来なのですが、それでもこのデータで遊んでくれたら嬉しいな、なんて思ってみたり・・・

最後に

長々と書いてしまいましたが、ここには書ききれないくらい特別な思いを込めて作った曲なので、沢山の人に聴いてもらいたいです。

この曲を皮切りに初音ミクを使った曲を投稿していけたらいいなあ、とか思ってたりします。
実はもう何曲か作り始めてたりするので、そのうち公開していきたいですね。